部屋づくりのプロローグ
2010年 01月 22日
私のフラットは、築60年以上のエックスカウンシルフラット。
エックス(ex)というのは「元」という意味。
カウンシルフラットとは地域自治体が所有する公営の賃貸住宅で、
その地域の住民で経済的に厳しいと思われる人(家族)から優先的に
格安で貸し出されるフラットです。(カウンシルハウスもある。
普通の人でも順番待ちで借りることは可能。ただし何年でも待つ覚悟で。)
「元」というのは、フラットが老朽化したため一般に売りに出されたもの。
日本の公団でもそうですが、普通はだから味もそっけもない
装飾のない内装のはずなのですが。。。
うちは前の住人(典型的な東ロンドン下町のおばあちゃんだった。)が
かなりがんばって内装に力を入れていたようで、すごいことに。。。
ベッドルームなんかペイズリーのカーペットに花柄ストライプの壁紙でした。
バスルームの窓はこんな、昭和な感じのガラスに、写ってませんが
タイルには蓮とか蒲の穂とかが描いてあってホントに昭和っぽい。
で廊下の壁にはこんなものが。。。
今は壁が白なので目立ちませんが、
入居当初の壁はピンク、このカメオみたいなのも
ピンクと白で塗り分けてありました。
初めて家を見に来たとき、内装は後から変えられるんだから、
惑わされずに造りをきちんと見よう!と固く心に決め、
「内装は見ない見ない。。。」とあまりに強く念じすぎて
本当に見えていなかったらしく、もう買ってしまってから見に来たとき仰天しました。
これは簡単に変えられるたぐいの内装ではなかった。。。
まあ、まっしろに塗ってしまったら思った以上に目立たなくなり
今ではまったく気になりません。
バスルームのタイルもいつかいつかと先延ばししてる間に見慣れてしまい、
昭和レトロでいいかも、とか思ってしまいます。
ただ、もうところどころ剥がれてきてしまっているので、きれいにしたいなぁ。
そして天井はベルサイユ宮殿です。
いっそこのキッチュさも生かすようにインテリアを考えてきました。
これから少しずつ紹介していきますね。
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by catswhiskers | 2010-01-22 01:54 | インテリア